将来就きたい職業

‘04年版 新1年生の 「将来、就きたい職業」、親の「就かせたい職業」

2004年4月

子どものトップは男の子=「スポーツ選手」、女の子=「パン・ケーキ、お菓子屋さん」
親が希望するのは男の子=「公務員」、女の子=「看護師」
資格や技術を身につける「師・士」、自営業に高い人気

新1年生がピカピカのランドセルを背負って元気に通学するシーズンを迎えました。21世紀を担う子どもたちは、将来どのような職業を望み、親たちは子どもにどんな職に就いてもらいたいと夢見ているのでしょうか。
ランドセル素材として人工皮革<クラリーノ>を製造している化学品メーカーの(株)クラレ(本社:大阪市)では、新入学のために<クラリーノ>ランドセルを購入した全国の 8,000人の子どもと親(子ども=男女各 2,000人、親=回答した子どもの親 4,000人、合計 8,000人)を対象に、子どもの「将来、就きたい職業」と親の「将来、子どもに就いて欲しい職業」(1人につき一つずつの職業名を記入)を毎年調査しています(詳細ランキングは別紙ご参照)。

小学校入学を迎えた子どもと親は、将来の職業観をどうとらえているのでしょうか。

男の子が希望する職業のトップは「スポーツ選手」で、一昨年から3割の大台を確保し今年は過去最高(32.2%)を記録。オリンピックイヤーを迎え、ますますスポーツ選手が注目されています。
2位には昨年同様、公共交通を担う「運転手・運転士」。以下、3位「警察官」、4位「職人」、5位「消防士」と続き、市民の安全を守る職業への憧れが強くなっています。
一方、親が男の子に就いて欲しいトップ3は「公務員」「スポーツ選手」「医師」で、ここ3年順位の変動はありません。4位には「会社員」が「エンジニア」を抜いて返り咲き、一昨年4位だった「職人」は7位と後退気味です。

女の子が望む職業は、「パン・ケーキ、お菓子屋さん」「花屋さん」「看護師」「教師」の順で、ここ3年変動がありません。昨年同様5位に「芸能人・タレント・歌手・モデル」、10位に「バレリーナ・ダンサー」、15位に「TV・アニメキャラクター」が挙がり、エンターテインメントへの関心が高くなっています。
親が女の子に希望するトップ5は昨年同様「看護師」「公務員」「教師」「保育士」「医師」で、親が女の子に希望する職業として定着しています。

参考資料

男女新一年生と親の「就きたい職業、就かせたい職業」2004年度版(PDF)