株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:伊藤 文大 以下 クラレ)では、「ランドセルは海を越えて」キャンペーンの2009年度ランドセルの応募受付を1月20日(火)から開始いたします。
小学校を卒業すると想い出がたくさん詰まったランドセルは、まだまだ使えるにもかかわらず物置や押入れ等に保管されているケースがほとんどです。そこで、6年間頑張ってくれた使用済みのランドセルにノート・えんぴつ・ボールペン・クレヨン等の学用品を入れて、世界で最も物資が不足している国のひとつであるアフガニスタンやモンゴルの子供たちにプレゼントするという活動が「ランドセルは海を越えて」キャンペーンです。
2004年からスタートしたこの活動は今年で6年目を迎え、既に50,000個以上のランドセルが海外の子供たちにプレゼントされました。
ランドセルの素材である人工皮革<クラリーノ>を製造販売しているクラレが、2009年度も各所から集められたランドセルのアフガニスタンなどへの※送料を負担して、ランドセルの募集を行うことになりました。
過去の活動など詳しくは、以下のページをご覧下さい。
http://www.kuraray.co.jp/csr/randoseru/
活動名称 | 「ランドセルは海を越えて」2009キャンペーン |
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主催 | (株)クラレ http://www.kuraray.co.jp/ |
後援 | (財)ジョイセフ http://joicfp.or.jp/jpn/randoseru/index.shtml (社)日本かばん協会・ランドセル工業会 http://www.randoseru.gr.jp/ |
運営事務局 | (株)デジタルライズ |
1月20日(火) | ホームページにてランドセル募集開始 https://www.umigoe-randoseru.com/index.html |
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4月中旬 | ボランティアによる検品作業 |
5月上旬 | ランドセル出港 (東京港~パキスタン/カラチ港~陸路にてアフガニスタン入り) (東京港~中国/新港~鉄道にてモンゴル入り) |
子供たちへランドセルを配布 |
倉庫に届いたランドセルは、ボランティアの人々により検品されます。金具などが壊れていないか、ランドセルの中に入っている学用品の中でけがをするものなどがないかなどをチェックします。また豚革が使われているものはイスラム教徒の多いアフガニスタンには送れないため、モンゴル行きに仕分けします。無事に検品を済ませたランドセルはダンボール箱に詰められ、コンテナに積まれ船出を待ちます。
ランドセルの入ったコンテナは港に搬送され、クレーンで船腹に搬入されます。その後パキスタンのカシム港に出発します。カシム港に入港したコンテナは、大型トラックに積まれ、パキスタンのペシャワールへ向けて出発します。
ペシャワールで税関の検査を受けたランドセルたちは、アフガニスタン国境に向けて再び出発します。国境の町トルクハムまではカイバル峠の険しい山道が続きます。トルクハムに着くと、国境でまた長時間の入国検査を受けます。アフガニスタンに入国したトラックは最終目的地であるジャララバードへ向かいます。子どもたちがランドセルを手にするまでもう少しです。
長い旅を終えたランドセルはようやく子どもたちの元に届きます。生まれて初めて見るランドセルに好奇心いっぱい。あわてて逆さまに背負う子、大切に持ち帰る子、友達と見せ合う子、背負って自慢げに歩く子。色も男女に関わらず好きなものを背負っています。日本の小学校を卒業したランドセルはアフガニスタンの子どもたちに背負われて、第二の人生をスタートします。
大好きな祖母がかわいがっていた弟に買ってあげたランドセル。その祖母も4年前にくも膜下出血で倒れ他界。ずっとしまってありました。今回、この企画を知り、少しでも役に立てれば祖母も喜んでくれるかなと思い応募しました。(東京都 19才 学生)
ぐらぐらドッカン!わすれもしない平成7年1月17日神戸の震災で我家もすべて燃え尽きてしまいました。ただ家族5人がけがもなく無事であった事が本当にありがたい事でした。実家の在る大阪に早くに避難できた私たちですが全て無くした私には春に入学する娘の準備をする気持ちにはなかなかなれませんでした。そんななか当時通っていた保育園のかばんやさんより頂いたこのランドセル。涙が出るほど嬉しく、喜ぶ娘に励まされがんばらないといけないと思いました。その娘も今年は受験生になりました。いろんな事がたくさんありましたが皆さんに励まされここまでこられたと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。役目が終わっていたこのランドセルですが娘が一歩進むこの時にまた役に立てたら嬉しく思います。状況は違いますがこのランドセルがまた子供たちに喜び与えてくれると思います。がんばれアフガンの子供たち!!(兵庫県 36才)
初めて買ってもらった時はすごく大きく感じたけど、今はこんなに小さかったかな、軽かったかな。と思いました。転校する前の学校では友達とよく寄り道したりしていて、とても楽しい思い出がこのランドセルにはあります。新しい学校に変わってからも、いつも私と一緒でした。中学生になってからは、ずっと押入れにしまってあったけど、新聞を見て使ってもらえたら嬉しいな。と思い送ろうと思いました。(兵庫県 13才 中学生)
私達は、病気や障害をもつ小学生から高校生まで学んでいる養護学校のPTAです。どの親も、子どもの成長を願いランドセルを求めました。現在子どもたちは、病気や障害をかかえながらもそれぞれの歩み方で成長しています。日頃、まわりの人々に支えられることの多い私たち親子ですが、このランドセルによって今度は人のためになることができるのはとてもうれしいことです。アフガニスタンの子どもたちが、このランドセルを背負って学校に通う姿を思うとわくわくしてきます。アフガニスタンの子ども達の健やかな成長を遠い日本の地でお祈りしています。(PTA役員)
大切に使ったものです。私は、タンザニアにすんだことがあり、教育を受けられない子供を見てきました。私のランドセルがお役に立てることを願います。(広島県 15才 中学生)
以上