株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:伊藤正明)の液状ファルネセンゴム LFR(Liquid Farnesene Rubber)が、住友ゴム工業株式会社(以下、住友ゴム)の最新スタッドレスタイヤ、「ダンロップ WINTER MAXX 02」に高機能化添加剤として採用されました。当社が開発したLFRはバイオ由来の新規ジエンモノマー「ファルネセン」を原料とした液状ゴムで、高い安全性と性能が求められる自動車用タイヤで採用されたのは、今回が初めてとなります。
当社ではこれまでにLFRに対して様々な特長を見出しており、今後もタイヤのみならず、多岐に渡るお客様の要求性能に合わせ、LFRの分子設計を最適化し、用途展開を進めていきます。
液状ファルネセンゴムは、高度に分岐したブラシのような構造を有し、分子鎖同士の絡み合いが少ない。また、それぞれの分岐末端に反応性の高い二重結合を有するため、加硫により固形ゴムと完全に反応して固定される。
アミリス社は、さまざまな分野のリーディングカンパニーにバイオ由来の製品を提供する、米国カリフォルニア州に拠点を置くバイオテクノロジー企業です。同社の「ファルネセン」に代表される「No Compromise®」製品は、スペシャリティケミカル、香味料、香料、化粧品成分、医薬品、栄養補助食品など、幅広い用途に展開されています。同社の詳細については、下記をご覧ください。
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