日本国内では水稲用の投げ込み式除草剤（ジャンボ剤）の包装に、海外では殺虫剤・殺菌剤等の水和剤の包装に広く採用されています。
ジャンボ剤は直接水田に投入して使われます。水和剤はタンク等の中で水に希釈して使われます。
いずれも直接手に触れることなく、安全に作業することが可能となります。

芝等の種を吹き付けた水溶性ポバールフィルム「クラリア®」を使うことで、法面にも容易に施工することができるようになります。

帯状にした水溶性ポバールフィルム「クラリア®」を帯状にスリットし、その上に等間隔で野菜等の種子を付着させて、紙縒り状に加工します。等間隔の播種作業が効率的に行えるようになります。

インタンクタイプのトイレ殺菌洗浄剤の包装に使用されます。直接手に触れることなくタンク内に投入できるだけでなく、薬剤をタンク底部に固定するバインダーの役目も果たしています。

水溶性ポバールフィルム「クラリア®」に直接刺繍したり、寸法安定性の悪い布に刺繍する際の補強として使用したりします。
刺繍加工後、水洗すれば水溶性ポバールフィルム「クラリア®」のみがきれいに除去されます。

各種薬剤のユニット包装に広く使用されています。直接手に触れることなく作業できるだけでなく、事前に計量して充填加工することで、使用時の計量作業を簡略化することが可能です。

自動車の内装パネルを始めとして、各種プラスチック製品への加飾に、水溶性ポバールフィルム「クラリア®」を使用した曲面転写（水圧転写）が採用されています。
水溶性ポバールフィルム「クラリア®」に木目調などの模様を予め印刷し、水面に浮かべます。一定時間経過後に活性剤を吹き付けて印刷層を活性化させてから、被写体を上から押し付け、水圧を利用して印刷層を転写させます。印刷が困難な3次元曲面へも加飾が可能です。