ひび割れって、大丈夫なの?!

こういうひび割れ、見たことありませんか?

ひび割れ

このようなひび割れは、次のようなメカニズムで発生すると言われています。

ひび割れのメカニズム

このように、ひび割れが発生するとコンクリートの剥落につながる可能性があるため、土木・建築分野では
ひび割れを大きく広げないで、補修が必要のない小さなひび割れにすることが課題
となっています。そのためには、剥落に繋がるような大きなひび割れを抑制することが効果的です。
では、なぜ ひび割れ防止 ではなく ひび割れ抑制 という言葉で表現するのでしょうか。

フェーズ1

コンクリートは水と化学反応を起こして固まります。

フェーズ2

水との化学反応により、コンクリートは体積が収縮します。十分に強度が発揮される前に起こる収縮であり、この時にひび割れ(プラスチック収縮ひび割れと呼ばれる)が発生することがあります。
その一方で固まった後にも、コンクリート中に残っている水分が蒸発し、表面から徐々に乾燥が始まります。この水分の蒸発によっても体積が収縮し、ひび割れ(乾燥収縮ひび割れと呼ばれる)を生じることがあります。このように、本質的にコンクリートは体積収縮が起こるものなので、ひび割れを完全になくすのは容易ではありません。
さらには、温度の変化、凍害、中性化、そして地震などによる大きな荷重など、さまざまな原因でひび割れは発生します。

ここで、ひび割れ抑制技術の登場です。

コンクリートの中にビニロン繊維を混ぜてあげることにより、
ひび割れの幅を小さくし、分散させることが可能となります。
必ず発生するひび割れを、細かく小さいものにできれば、コンクリートの剥落を抑制したり、内部にある鉄筋の腐食を遅らせることが出来て、建物の耐久性が向上したりする効果が期待できます。

ひび割れを細かくする技術はこちら

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