そこで、コンクリートのひび割れを少しでも抑制するための技術として、
コンクリートに繊維を入れる技術が1980年代頃から開発されてきました。
この技術の源ですが、古くは「土壁にワラやスサを入れていた工夫」ということで
より身近にイメージしていただけるかと思います。
それでは、繊維をコンクリートに入れたとき、ひび割れの幅を小さくするのにどれくらいの効果があるかを見ていきましょう。
ビニロン繊維もしくはポリプロピレン繊維を混ぜて固まったコンクリートと、
なにも混ぜていないコンクリートとの、
ひび割れの発生傾向を比較した実験が
以下の写真です。
ポリプロピレン繊維を入れたときも若干の効果があることがわかりますが、
ビニロン繊維をコンクリートに混ぜると効果が優れていることが分かり ます。
この技術、意外と知られていないのですが、こんなところで使わ れています。
参考情報コンクリートに、ビニロン繊維をプラス。
暮らしには、安心をプラス。