FAQ

【性能】

<クラテック><パワロン>を使用すると、圧縮強度・曲げ強度・じん性は変化しますか?

 普通コンクリートについて、圧縮強度・曲げ強度は<クラテック><パワロン>を添加しても上がることはありませんが、軽量コンクリートなどでは圧縮強度・曲げ強度 が上がる場合があります。じん性は<クラテック><パワロン>の使用量によっては向上します。

 

<クラテック><パワロン>を使用すると、ひび割れを完全に防止できますか?

 ひび割れを微細に分散して、ひび割れ幅を低減することは可能です。
ただしひび割れの原因は複雑であり、設計、施工方法、養生などの対策は必ずご検討ください。
  (コンクリートやモルタル自体の収縮低減はできません。)

 

凍結融解に対する影響はありますか?

 配合により異なりますが、<クラテック><パワロン>を添加することで、良好な実験結果を得ています。

 

鉄筋やラス網の代替として使用できますか?

 用途により可能です。詳細はお問い合わせください。

 

アルカリに対する影響はありますか?

 ビニロン繊維は耐アルカリ性に優れた素材ですので、影響はありません。
(高アルカリであるセメント材料用途で20年以上の使用実績があります。)

 

<クラテック><パワロン>に高い温度がかかると影響がありますか?

 <クラテック><パワロン>は有機繊維ですので、加熱されると分解します。
乾燥条件では240℃以上で分解が始まります。
そのため、オートクレーブには使用できません。

 
【使用方法】

いろんなタイプ(太さや長さのもの)がありますがなぜですか?
また、添加量は何kgですか?

 <クラテック><パワロン>を使用する目的に応じて使い分けます。
代表的な事例はこちらです。
詳細は問い合わせください。

 

配合を教えてください。

 用途・使用目的により異なります。当社までお問い合わせください。

 

スランプロスは発生しますか?

 一般的には発生します。
骨材事情等により異なりますので、予め試験練りでご確認いただくことを推奨します。

 

現場で使用します。どのように<クラテック><パワロン>を混ぜればよいですか?

 可能であれば、生コンプラントでの練り混ぜを推奨します。
なお一般的には、現場で生コン車を高速回転し、ホッパーから<クラテック><パワロン>を投入し、練り混ぜます。
具体的な練り混ぜ方法は、配合などにより異なりますので、予め試験にてご確認ください。

 

練り混ぜの際に注意することはありますか?

 <クラテック><パワロン>は均一に練り混ぜることで性能を発揮します。そのためファイバーボール(繊維の塊)が出来ないよう、少量ずつ添加することを推奨致します。

 
【一般】

注文方法は?

 当社にお問い合わせください。

 

<クラテック><パワロン>は公的に認められた材料ですか?

 NETIS登録されています。(法面吹付け:NO.CG-070010/トンネル一次吹付け:NO.KT-030001)
その他、各学会・協会・研究会の指針案などに反映されています。

 

<クラテック><パワロン>の入ったコンクリートやモルタルの処分方法は?

 産業廃棄物扱いとなりますので、廃棄物処理業者に委託処理ください。
場合によっては、路盤材などの再生骨材として再利用できることもありますので、各自治体にご確認ください。

 

<クラテック><パワロン>は人体に影響を与えますか?

 危険性は特にありません。詳細はMSDSなどでご確認ください。