2000年4月
クラレでは、この春小学校に入学するため<クラリーノ>ランドセルを購入した全国の 8,000人の子どもと親を対象に「将来、就きたい職業」と「将来、子どもに就いて欲しい職業」(1人につき1つずつの職業名を記入)の調査を実施しました。調査対象は、男女各 2,000人の子どもと回答した子どもの親4,000人の計8,000人。果たして、21世紀を担う子どもたちはどのような職業を望み、親たちはどのような職に就いてもらいたいと思っているのでしょうか。
男の子の場合、親子ともに「スポーツ選手」の人気が高く、男の子の1位、親の2位にランクイン。約2割の男の子(20.5%)と約1割の親(11.0%)が将来の職業にしたいと考えています。
このほか、子どもは2位「警察官」、4位「運転手・士」と市民のために活躍する公的な職業を夢見ているのに対し、親は1位「公務員」、3位「医者」を挙げており、安定した職業や高収入を願っています。
また、長引く不況のせいか、手に職をつけたいという「職人」に対する人気が急増しており、男の子の3位、親の5位にランクされ、昨年の子どもの23位、親の17位から大躍進しています。
男の子の5位は「自営業」、6位は「おもちゃ屋」です。8位の「パン・ケーキ、お菓子屋」を含めると、男の子の6人に1人(17.0%)が日ごろから親しみのある自営業を目指すことになります。
一方、親は4位に「会社員」、6位に「エンジニア」を挙げています。やはり文系・理系を問わず会社勤めには根強い人気があります。
女の子が目指す職業のランクは昨年と同じで、「パン・ケーキ、お菓子屋」(24.5%)と「花屋」(20.3%)が1位と2位になっています。
女の子の自営志向はかなり高く、6位の「自営業」(4.5%)と14位の「おもちゃ屋」(1.2%)、18位の「ペットショップ」(0.8%)、21位の「アイスクリーム屋」(0.6%)などを合わせると半数を超えてしまいます。
ベスト5で親子ともに挙げているのは「看護士」(子ども=13.0%、親=16.3%)、「教師」(子ども=6.3%、親=9.1%)、「保育士」(子ども=4.5%、親=7.7%)。いずれも資格は必要だけど人の世話をしたり、育てる職業として人気があります。
“芸は身を助く”といわれるように、女の子は「芸能人・タレント、モデル」(3.5%)や「ピアノ教師」(2.2%)、「美容・理容師」(1.6%)などに強い関心を示しています。これは親にも現れており、7位に「芸能人・タレント、モデル」(3.8%)、9位に「美容・理容師」(3.4%)、10位に「ピアノ教師」(3.3%)が挙がっています。