沿革

1926年~1950年代

クラレは1926年に化学繊維レーヨンの事業化を目的に「倉敷絹織」として岡山県倉敷市に誕生しました。
1950年代には世界初の国産合成繊維としてビニロンを事業化し、木綿に代わる合成繊維として学生服などで一世を風靡しました。

1960年代

天然皮革の構造を再現した人工皮革<クラリーノ>の開発やポリエステルの技術導入を行いました。また、日本で初めて国交回復前の中国に対してビニロン製造プラントの輸出を行いました。

1970年代

世界初の合成法によるイソプレンケミカル製品の事業化、ガスバリアー性の高い機能樹脂<エバール>、歯科材料・人工臓器・コンタクトレンズなどのメディカル事業、外資との合弁による不織布事業など、新規事業を相次いで立ち上げました。

1980年代

米国に<エバール>の合弁会社を設立し、海外展開の足掛りを築いた他、オプトスクリーンの生産を開始しました。

1990年代

熱可塑性エラストマー<セプトン>、<クラロンK-Ⅱ> 新規PVA系繊維、<ジェネスタ> 耐熱性ポリアミド樹脂を事業化しました。また、ベルギーに<エバール>、シンガポールにポバール樹脂の生産拠点を相次いで設けました。

2000年代

ドイツでポバール関連事業を買収し、米国で<セプトン>の生産を開始するなど、重点事業の海外展開を加速しました。

2010年代

「世界に存在感を示すスペシャリティ化学企業」に向け、M&Aやアライアンスを通じて事業の強化・拡大を推進しました。

2020年代

イソプレン関連事業としてはアジア初となるプラントをタイに設け、3つの製品(イソプレンケミカル、熱可塑性エラストマー〈セプトン〉、耐熱性エラストマー〈セプトン〉)の生産を開始しました。

製品はじめて物語

クラレグループの製品には、独自開発の歴史の中で培った技術に支えられる世界トップ製品が数多くあります。こうした製品の開発には、クラレの理念追求型の開発思想や独創性の高い技術力が不可欠でした。

クラレグループにおける新規事業開発に関する理念や創業期の苦難など、エピソードをご紹介します。