2002年3月
職業名 | 今年 | 2001年 | 2000年 | |
---|---|---|---|---|
1 | スポーツ選手 | 30.2 | 21.0(1) | 20.5(1) |
2 | 職人 | 7.8 | 6.8(4) | 7.5(3) |
3 | 警察官 | 7.1 | 8.3(2) | 8.0(2) |
4 | 消防士 | 6.0 | 5.5(5) | 5.2(7) |
5 | 運転士・手 | 5.8 | 7.4(3) | 6.7(4) |
()内は順位
職業名 | 今年 | 2001年 | 2000年 | |
---|---|---|---|---|
1 | 公務員 | 25.5 | 25.5(1) | 24.1(1) |
2 | スポーツ選手 | 13.3 | 9.4(2) | 11.0(2) |
3 | 医師 | 9.7 | 9.3(3) | 8.8(3) |
4 | 職人 | 7.4 | 5.5(5) | 4.9(5) |
5 | 会社員 | 5.3 | 6.6(4) | 7.5(4) |
()内は順位
「スポーツ選手」は親子とも人気がありますが、男の子では例年より10ポイントも上昇し3割(30.2%)が希望。親でも2位にランクされ1割強(13.3%)を占めます。ワールドカップの開催、日本人大リーガーの活躍、冬季オリンピックの開催などが影響しているのではと考えられます。
男の子の2位には「職人」が浮上。長引く不況は、一芸に秀でた能力を活かしていこうという職業観となって現れているのでしょうか。3位に「警察官」、4位に「消防士」、5位に「運転士・手」が挙がり、身近で市民のために活躍する公的な職業を夢見ています。
一方、親は、1位「公務員」、3位「医師」を挙げ、安定した職業や高収入を願っています。
親の方でも手に職をつけて欲しいという「職人」(大工・左官など)に対する人気が急増しており、昨年の5位から1ランク上がっています。
スポーツ種目 | 子 604 |
親 265 |
|
---|---|---|---|
1 | サッカー | 41.4 | 19.2 |
2 | 野球 | 26.8 | 34.3 |
3 | レーサー・ライダー | 3.6 | 0.8 |
4 | テニス | 1.2 | 0.8 |
5 | ゴルフ | 0.7 | 1.9 |
その他 | 3.4 | 1.9 | |
単にスポーツ選手 | 22.9 | 41.1 |
「スポーツ選手」の回答を種目別に見ると、サッカーと野球で親子が対照的な希望を抱いています。
男の子の4割が「サッカー選手」(41.4%)を希望し、第1位。4人に1人が「野球」(26.8%)で第2位です。
逆に親の約3割は野球(34.3%)を挙げてサッカー(19.2%)を凌いでいます。スポーツ選手の花形は「サッカー」と「野球」に絞られるようです。
職業名 | 今年 | 2001年 | 2000年 | |
---|---|---|---|---|
6 | パン・ケーキ、お菓子屋 | 4.2 | 5.0(7) | 4.5(8) |
7 | 医師 | 3.6 | 3.5(11) | 2.7(12) |
8 | コック・板前、寿司 | 3.5 | 2.3(13) | 0.5(22) |
9 | おもちゃ屋 | 3.5 | 4.4(8) | 6.2(6) |
10 | パイロット | 2.6 | 4.1(9) | 3.9(9) |
()内は順位
職業名 | 今年 | 2001年 | 2000年 | |
---|---|---|---|---|
6 | エンジニア | 5.0 | 4.8(6) | 4.5(6) |
7 | 教師 | 3.4 | 2.8(8) | 3.5(7) |
8 | 消防士 | 2.9 | 2.1(11) | 1.3(15) |
9 | パイロット | 2.6 | 3.5(7) | 3.4(8) |
10 | 学者・ 大学教授 |
2.5 | 2.3(10) | 2.3(11) |
()内は順位
男の子の6位にはパン・ケーキ、お菓子屋(4.2%)、8位がコック・板前・寿司職人(3.5%)、9位におもちゃ屋(3.5%)といったグルメ・エキスパートや自営がランクされています。
親は(7)教師(3.4%)や(8)消防士(2.9%)、(10)学者・大学教授(2.5%)といった、公務ながら個性を発揮できる職業を希望しています。消防士が子ども(5位→4位)、親(11位→8位)と順位を伸ばしたのは、昨年9月の米国同時テロでの活躍が影響しているのかも知れません。
一方、日本ではノーベル化学賞の2年連続受賞が話題になりましたが、学者・大学教授の順位は上がりませんでした(子ども=12位→18位、親=10位→10位)。
6位から10位で、親子とも挙げている職業に「パイロット」(子ども=10位、親=9位)があります。大空へ翔きたいという子どもの希望とそんな子どもになって欲しいという親心の現れかも知れません。
21世紀に入り宇宙との距離は近くなるものと予想されますが、宇宙飛行士は子どもでは21位(1.0%) 親は19位(1.0%)と低位です。宇宙への旅はまだ先のことで、自分たちが活躍するとは考えていないようです。
(11)TV・アニメキャラクター(2.3%)になりたいという男の子も多く、仮面ライダーアギト、ウルトラマン、名探偵コナン、ドラえもんなどの具体名も挙がっています。