小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「将来就かせたい職業」
2015年版
小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」
女の子編
男の子は理系職への関心高まり、女の子は興味が分散
~小学校入学時からの夢の変化を追う~
2015年6月22日株式会社クラレ
【女の子】編
女の子が「将来就きたい職業」トップ10の比較
小学校卒業時 2015年 |
n=571 |
小学校入学時 2009年 |
n=2,000 |
順位 |
将来就きたい職業 |
(%) |
順位 |
将来就きたい職業 |
(%) |
1 |
教員 |
8.9 |
1 |
ケーキ屋・パン屋 |
34.7 |
2 |
医師 |
6.9 |
2 |
花屋 |
10.4 |
3 |
ケーキ屋・パン屋 |
5.5 |
3 |
芸能人・歌手・モデル |
7.8 |
4 |
看護師 |
4.6 |
4 |
教員 |
6.8 |
5 |
漫画家・イラストレーター |
4.3 |
5 |
看護師 |
4.4 |
5 |
デザイナー |
4.3 |
6 |
保育士 |
3.8 |
7 |
研究者 |
4.1 |
7 |
医師 |
3.4 |
7 |
芸能人・歌手・モデル |
4.1 |
8 |
美容師 |
2.9 |
7 |
保育士 |
4.1 |
9 |
スポーツ選手 |
2.8 |
7 |
薬剤師 |
4.1 |
10 |
販売・接客業 |
1.9 |
- 入学時には3割以上を占めた「ケーキ屋・パン屋」のように圧倒的な人気職業というものはなくなり、卒業時は人気の分散傾向がみられました。とはいえ、入学時にランクインしていた職業のうち、「教員」、「医師」など半数をこえる6つの職業が卒業時にもトップ10入りしていることから、小さい頃からの憧れや夢を実現したい気持ちの強さがうかがえます。
- “リケジョ”の象徴である「研究者」がトップ10入りを果たしました。研究職に就く女性や大学の理系学部へ進学する女性が年々増加傾向にあり、今までよりも“リケジョ”を身近に感じられる機会が増えたのかもしれません。
- 「漫画家・イラストレーター」「デザイナー」が同率5位に入ったことから、アート系職業への関心の高まりがうかがえます。
女の子の親が「就かせたい職業」トップ10の比較
小学校卒業時 2015年 |
n=491 |
小学校入学時 2009年 |
n=2,000 |
順位 |
将来就きたい職業 |
(%) |
順位 |
将来就きたい職業 |
(%) |
1 |
看護師 |
11.6 |
1 |
ケーキ屋・パン屋 |
12.1 |
2 |
公務員 |
9.6 |
1 |
看護師 |
12.1 |
3 |
教員 |
9.2 |
3 |
公務員 |
7.5 |
4 |
薬剤師 |
8.6 |
3 |
教員 |
7.5 |
5 |
医師 |
6.7 |
5 |
薬剤師 |
6.8 |
6 |
会社員 |
4.9 |
6 |
医師 |
5.5 |
7 |
研究者 |
3.9 |
7 |
保育士 |
5.1 |
7 |
医療関係 |
3.9 |
8 |
花屋 |
3.7 |
7 |
国際関係・外交官 |
3.9 |
9 |
芸能人・歌手・モデル |
3.7 |
10 |
専門職(資格を有する仕事) |
3.1 |
10 |
会社員 |
3.1 |
- 入学時は女の子と親の志望する職業が7つ一致しましたが、卒業時には一致した数が5つまで減少しました。夢を追いたい本人の意志と、資格や技能を生かせる職業に就いて欲しいという親心の間にギャップがあるのかもしれません。
- 入学時は1位だったケーキ屋・パン屋がトップ10から外れました。