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採用情報
クラレでは、職務を通じた能力開発を基軸に、上司など周囲からのフィードバック・コーチング、社内外での研修受講、会社が提供する自己啓発メニューを用いての学習等、多くの関係者が関わり、人材育成に力を入れて取り組んでいます。
具体的には、職場でのOJT(On-the-Job Training)や、必要な知識・能力・スキルの習得をサポートとする研修に加え、近年では、社員一人ひとりの自律的な学び・能力開発を会社がサポートする仕組みを整えており、クラレの人材育成・研修制度は、下図のような体系となっています。
また、社外の研修やeラーニング受講に対する会社補助や、自己啓発により取得した一定の公的資格に対して奨励金を支給する制度も整備しています。
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※23年度実績
学生から社会人への環境変化が、本人のキャリアに大きな影響を与えることに鑑み、入社後3年間を「初期育成重点期間」として若手人材の育成に取り組んでいます。
特に新入社員研修は入社後約3か月半をかけて実施します。社会人としての基本的な素養と社会人として必要となる知識・スキルの両面を習得できるよう、集合研修と生産現場での実習、またオンライン研修を組み合わせた形式となっています。
約2週間
約3か月
約1週間
入社1年後
入社後3年間の初期育成重点期間に効果的な育成を行う目的で、同じ部署の先輩社員が主に業務をサポートするアドバイザー制度、異なる部署の先輩社員が会社生活をサポートするメンター制度を導入しています。
クラレでは、社員一人ひとりに合わせた人材育成が重要であると考え、自律的な能力開発をサポート等を実施しています。ALPACAでは、アセスメント(能力検査)と選択型研修を組み合わせた仕組みを取り入れています。
① 自己理解 | まずは自分の能力レベルを客観的に把握することが重要です。そこで、アセスメント(能力検査)研修・テストを実施します。 |
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② 役割理解 | ビジネスパーソンとして必要となるビジネススキルと、それぞれのタイミングで必要となるレベルを、スキルマップとして提示しています。 |
③ 自律的な学習 | スキルマップに提示されたスキル・能力を獲得するための選択型研修マップを提供しており、社員一人ひとりが自分に合ったプログラムを選択できるようメニューを整理しています。また、選択型の研修やeラーニングの費用は、一部会社が負担しています。 |
また、社員が自分のキャリア構築に積極的に取り組み、一人ひとりが生き生きと働く組織を目指して、「キャリアをデザインする研修」や専任のキャリアアドバイザーによるサポート等を実施しています。
クラレでは、様々な形で自己の能力開発を目指す社員の支援を行っています。
ビジネススキル・経営知識について学びたいという社員に対し、数種類のビジネススクール通学への費用補助を行っています。 また、将来の経営を担う人材としての高い意欲と目標を持ち、MBA取得を目指す社員に対しては、奨学金制度を設けています。(一定の条件を満たせば、費用の返還は免除されます)
クラレでは、外部語学スクールへの通学制度や社内開催の英会話レッスンなどを用意しています。
社員が時間・場所に縛られずに自己の能力開発に取り組めるよう、約300種類の通信教育・eラーニング講座を用意しています。
クラレでは、「お客様視点のビジネス創出力」や「チャレンジ文化」を醸成し、「目利き力がある・自ら変革できる・外との協業や共創を活かせる組織」の実現を目指しています。それらの実現のためには、率先して実践する「意欲ある人材の育成が不可欠」であると考えています。そこで、「クラレプライド」という、新しいタイプの研修プログラムを始動しています。
クラレプライドは、「もっと知りたい・教えてあげたい」「刺激や気づきを受けたい・与えたい」「もっと成長したい」と思う皆さんに広く提供する「場」です。 クラレ社員は、手上げ(立候補)で、社内の勉強会に参加することも、社内講師を務めることも可能です。また、社内のみならず、他社の方と協働するワークショップに挑戦することもできます。これまで、以下のような複数のプロジェクトを実施し、たくさんのクラレ社員が積極的に参加していますが、今後もさらに展開していくことで、活気のある企業風土を醸成し、社員の新規ビジネス創出力を強化していくことを目指しています。
① OURクラス | 事業部間で製品やビジネスを学び合うクラス |
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② クラレアチーブメントテスト | 会社の歴史から事業まで理解を深めるテスト (人事研修時に実施) |
③ MYクラス | 教えたい社員と学びたい社員で学び合う自由なクラス |
④ YOURセミナー | 外部講師やOB/OGから経験や最新トレンドを学ぶクラス |
●他社との合同研修 ●外部の異業種交流研修への参加
クラレでは海外市場の拡大が急速に進む中で、グローバル経営を支える人材がますます必要となっています。クラレは世界市場でトップシェアを誇る製品が多く保有しており、海外にも複数の拠点を持っており、現在の海外売上高比率は約7割、グループ全体の約4割の社員が海外で働いています。クラレグループでは更なるグローバル成長のために、世界を舞台に活躍できる人材の育成を目的として2007年度より「グローバル人材育成プログラム」を開始しており、これまで国内外から800名以上が受講しています。
「グローバル人材育成プログラム」では、国内外から選抜した幹部候補や管理職、若手社員それぞれを対象とするカリキュラムを用意しています。具体的には、事業部長や海外社長クラスを対象とした「エグゼクティブマネジメントトレーニング(EMT)」、部長クラスを対象とした「アドバンストグローバルマネジメント(AGM)」、課長クラスを対象とした「グローバルチームトレーニング(GTT)」など、海外での集合研修があります。
また、国内若手クラスが海外関係会社に、あるいは逆に海外採用人材がクラレ本体で国内事業所等に派遣され、現地実習を通じて異国の文化・知識を学び、国際的な視野の涵養を図る「トレーニー制度」も実施しております。トレーニー制度の利用者は、100名を超え、利用者の多くは後日海外駐在するなど、グローバル人材として活躍しています。
これらの研修は、基本的にすべてのカリキュラムが英語で進められます。また、EMT、AGM、GTT等は、日本国内の日本人社員だけではなく、海外勤務のナショナルスタッフも対象です。これらの研修を通じて、クラレの将来を担う国内外の人材がグローバルな視野を身につけるだけでなく、クラレグループの一員としての経営意識やクラレDNAを共有することも目指しています。