当社はこの度、通常の1層の中綿に代わり超極細シートの両側に中空繊維を使った3層構造で、従来品と比べ暖かさは変わらずに、“軽くて・薄くて・暖かい”薄型軽量掛布団を新たに開発し、11月5日から発売します。この布団は軽く、上げ下ろしが楽になるとともに、薄く、収納時にかさばらないことから、特にお年寄りや都会住まいで収納スペースに限りがある方などに適した商品です。
寒い夜を快適に過ごすために暖かい布団は必需品です。通常、暖かさを向上させるためには、布団の中綿を増やしますが、それだと布団が重く、厚くなりがちです。“重い布団は寝苦しい”と人により敬遠されることや、重いと毎日の上げ下ろしが大変で、特にお年寄りには重労働となることから軽い布団が求められています。軽く暖かい布団として羽毛布団がありますが、羽毛布団は一般的に高価であることが多く、またかさ高いため、夏など使用しない時には押し入れを占領してしまい、マンションなど収納スペースが狭い住居ではその収納も課題になっています。
今回、当社は“保温性のさらなる向上”により、“薄さ・軽さの追求”を目指した布団の開発を進めました。その結果、この新しい掛布団<マジカルウォーム>では、従来の羽毛や木綿・ポリエステルなどを使った一層の中綿に代え、“超極細繊維シートを中空で軽量なポリエステル綿でサンドイッチにする3層構造”を初めて布団に採用しました。布団の厚みや重さに影響を与える両側のポリエステル綿には従来の繊維(中空率:20~25%)より中空率の高い繊維(中空率:36%)を用いることにより、軽量化を図りました。またその中空形状により繊維内に貯えられた空気が断熱層の役割を果たし、保温性が高くなっています。加えて2層のポリエステル綿の間に特殊不織布製法による超極細繊維シートをはさみ、空気の遮断性を高め、保温性をより向上させ、軽く、薄くても暖かい布団を誕生させました。
今後とも当社は従来にない機能・素材を提案し、新たな需要を開拓すべく、今後も商品開発を進めていきたいと考えています。
ポリプロピレン超極細繊維シート(メルトブローン不織布)を、中空率の高いポリエステル綿ではさんだ3層構造を布団では初めて採用。
これらを組み合せ、薄さ・軽さを追求した結果、従来品と比べ、同等の保温性を維持しつつ重さは約2/3、厚さは1/2の布団にした。
保温率 | 重さ(目付) | 厚み | |
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マジカルウォーム | 55.5% | 422g/m² | 51mm |
当社従来品 | 52.0% | 596g/m² | 113mm |
* 保温率の測定方法:JIS L1018 保温性 A法(恒温法) |
(当社測定)
布団メーカーを通じ、通信販売・訪問販売を中心に、寝具専門店・百貨店・量販店他のルートで販売。
11月5日
シングル | 18,000円/枚 |
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ダブル | 25,000円/枚 |
年間 1万枚