<マジックテープ>
<ニュー エコマジック>
クラレファスニング(株)(本社:大阪市、社長:高岡光彦、TEL:06-6348-2555)は、7月1日付で経済産業省所管の(社)産業環境管理協会が認定する「エコリーフ環境ラベル」に同社の販売する面ファスナー<マジックテープ>ラインアップの2銘柄<マジックテープ>標準品および<ニュー エコマジック>を登録・公開しました。「エコリーフ環境ラベル」にはこれまで267の製品が登録されていますが、繊維製品、面ファスナーでは初めてのことです。
「エコリーフ環境ラベル」は、製品の資源採取から製造・物流・使用・廃棄・リサイクルまでの全ライフサイクルにわたる定量的環境情報をLCA(ライフサイクルアセスメント)手法に基づいて表示するラベルで、消費者に製品の客観的な環境情報(温暖化負荷やエネルギー消費量など)を開示し、環境配慮型製品の普及と拡大を図ることを目的としたものです。
<マジックテープ>などの面ファスナーには、係合力(フックとループが引っ掛かって留める力)の維持や洗濯時の糸のほつれによる耐久性の低下を防ぐため、裏面に補強用バックコート剤としてポリウレタン系樹脂を使用していました。一般に使用されているポリウレタン系樹脂は、溶液粘度などを調整するために有機溶剤を用いる必要がありました。
これに対して当社では、2002年2月、環境面の配慮から、<マジックテープ>の生産時に有機溶剤をまったく使用しない、無溶剤型バックコート全面切り替えによる環境対応型製品を実現しました。その後さらなる開発を進め、2004年7月には、バックコート剤のポリウレタン系樹脂そのものを使用せずに高品位・高品質が得られる新生産方式を確立しました。この生産方式で製造した製品を同年8月から<ニュー エコマジック>のブランドで発売しています。
今回「エコリーフ環境ラベル」に登録した<マジックテープ>標準品、<ニュー エコマジック>の製品環境情報は下表の通りです。
<マジックテープ>標準品 | <ニュー エコマジック> | |
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温暖化負荷(CO2換算) | 332g | 259g |
酸性化負荷(SO2換算) | 0.534g | 0.399g |
エネルギー消費量 | 5.53MJ | 4.68MJ |
主素材 | ナイロン | ポリエステル |
タイプ | フックとループ | フックとループ |
1. 本社 | 大阪市北区梅田1-12-39 新阪急ビル TEL:06-6348-2555 |
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2. 社長 | 高岡 光彦 |
3. 資本金 | 1億円 |
4. 従業員数 | 120名 |
5. 業務内容 | 製織面ファスナー<マジックテープ>、成形面ファスナー<マジロック>、その他 面ファスナー関連商品の製造・開発・販売 |