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クラレインテリア株式会社
(クラレグループ)

カバ無垢材の家具〈北海道民芸家具〉を製造・販売するクラレインテリア株式会社(本社:大阪市、社長:大谷修、工場:北海道三笠市)は、創業40周年を記念し、前田真三(*1)写真ギャラリー・拓真館(美瑛町)とコラボレーションしたフォトスタンドを商品化し、12月15日から当社ホームページでセット販売します。
当社の主力製品〈北海道民芸家具〉は、創業者・大原總一郎のもとで1966年に 北海道で作り始めて以来40年、「民芸運動」(*2)のコンセプトのもと「用の美」(*3)を備えるカバ無垢材の家具として多くの愛用者に支えられてきました。今回のコラボレーションのベースとなったフォトスタンドも、小さいながら〈北海道民芸家具〉の特徴を備えた小物として好評を得ています。
拓真館は、風景写真家・前田真三がその風景に心を打たれ生涯をかけて撮り続けた北海道美瑛町の丘に、1987年地元美瑛町の協力を得て廃校跡にオープンした個人の写真ギャラリーです。
当社ではかねてから拓真館の写真を当社東京ショールーム「ギャラリー北民」に飾っていました。しかし、創業40周年を記念して、この写真を全国の自然を愛する人々が容易に入手できるよう写真とフォトスタンドをセットにした商品化を拓真館に申し出たところ、地元北海道道央の発展に微力ながらも協力し合あえればと、快諾を得たものです。
当社のホームページ(http://www.hokumin.co.jp)((株)石田大成社(本社:京都市)制作)にて、「北民紀行」のタイトルで販売を開始します。なお、「北民紀行」の次回テーマとしては、創業以来の縁がある「大原美術館」所蔵絵画の複製写真とのコラボレーションを予定しています。

*1 前田真三とは
1967年45歳で写真家としてデビューし自ら設立した株式会社丹溪(たんけい)を拠点に活動し、詩情に満ちた独特の感性のあふれる風景写真は「丹溪流」「前田調」と呼ばれる。日本縦断撮影行の帰路、北海道美瑛の丘に出会い、拓真館をオープン。1998年の没後も作品は多くの人に愛され、拓真館は年間20万人を超す賑わいを見せる。(小学館 名作写真館 前田真三 より)
*2 「民芸運動」とは
昭和初期に思想家・柳宗悦(1889-1961)が提唱した「民衆が日常使う用器に工芸の美を求めよう」と言う運動で、当社の創設者・大原總一郎やその父孫三郎が陰で支えた。この運動に賛同した陶芸家・浜田庄司(一時期、当社取締役)やバーナード・リーチ(英国)や染色工芸家・芹沢銈介(北海道民芸家具ロゴマークをデザイン)の感性と民芸の思想に支えられて、当社はもの作りに努めている。
*3 「用の美」とは
民芸運動の中心概念で、「私たちが四六時中眼に見、手に触れる日常の器物が美しくあらねばならない」という考え。「用いる工芸の美」。見る世界の美でなく、用いる世界の美のこと。(柳宗悦 民芸40年より)

商品概要

1. 特長

  • 1) フォトスタンドは主材がカバ無垢材で、色は標準の北海道民芸色に加え、ウォルナット色、ナチュラル色(木地色)の3色から選択できる。また標準の横置きの他に、正方形の写真については縦置きも選択できる。
  • 2) 拓真館展示の前田真三撮影の美瑛の風景写真から選んだ12種類の手焼き写真から、ウェブ上で選択できる。(発売時期に合わせ冬の風景を中心に四季の写真を揃え、その後季節ごとに入れ替え予定)
  • 3) 写真がガラスに密着することを防ぐとともに縁取りをして奥行きを見せるため、前田真三の名をプリントしたマットボードで額装する。マットは2色から選択できる。

2. 商品サイズと価格

フォトスタンドサイズ 幅23cm×高さ18cm
写真サイズ 幅12cm×高さ9cm または幅・高さとも9cm
小売価格 6,500円/セット(送料500円及び消費税含む)

3. 販売方法、場所

当社ホームページ
URL http://www.hokumin.co.jp(国内全域向け)
当社ショールーム
東京 東京都中央区八丁堀1-4-2(加藤産商ビル1F)
クラレインテリア(株) ギャラリー北民
TEL:03-3552-1231
北海道 北海道三笠市岡山194
クラレインテリア(株) ギャラリー北民
TEL:01267-2-5931

4. 販売目標

初年度:30セット/月 2年目以降:50セット/月

クラレインテリア(株)の会社概要

1. 本社 大阪市北区梅田1-12-39(新阪急ビル9F)TEL:06-6348-9123
2. 社長 大谷 修
3. 資本金 1千万円(クラレ100%出資)
4. 従業員数 60名
5. 業務内容 家具製造(〈北海道民芸家具〉、〈北民シャル〉、特注家具)、および内装工事