当社は、ボトルネック解消による熱可塑性エラストマー(水素添加スチレン系エラストマー:当社商標<セプトン> <ハイブラー>)現行生産設備の能力増強工事(年産6,000トン)をSEPTON COMPANY OF AMERICA(以下 セプカ社:アメリカ)で実施していましたが、このほど稼動を開始しましたのでお知らせします。(能力増強後:年産18,000トン)
熱可塑性エラストマー<セプトン> <ハイブラー>は、当社が1990年に開発・事業化した合成ゴムで、優れた弾力性を持ち、通常のプラスチックと同様に加熱による成形加工が可能で、自動車内装や電気機器部品、住宅部材関連等のほか、玩具、工具、文具等の身の回りにある軟質素材として広く使われています。水素添加スチレン系エラストマーの世界需要は、加硫ゴム代替や軟質塩ビ代替用途を中心に米国・欧州・アジアを中心にして需要の拡大が続いています。
当社はかねてより熱可塑性エラストマー事業をポバール・<エバール>などの酢ビ・ポバール系事業に続くコア事業と位置付け、積極的なグローバル展開を進めています。
今後とも当社は、ユーザーと密着した開発体制を強化し、市場のニーズに十分に対応できる新製品の開発、新市場の創造に努め、熱可塑性エラストマー事業の強化・拡大に注力していきます。
生産能力 | 年産6,000トン(増設分) (増強後の熱可塑性エラストマー(水素添加スチレン系エラストマー:<セプトン> <ハイブラー>)生産能力合計 年産18,000トン) |
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場所 | 米国 テキサス州 パサディナ |
設備投資額 | 12百万米ドル |
セプカ社 | 年産 18,000トン |
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鹿島事業所 | 年産 23,000トン |
合計 | 年産 41,000トン |
正式名称 | SEPTON Company of America |
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本社 | 米国 テキサス州 |
生産能力 | 年産18,000トン |
社長 | 柳田 登 |
資本金 | 35百万米ドル |