当社は、経営のグローバル化への対応、市場への対応迅速化、業務の効率化を目指して、基幹システムの刷新に取組んでまいりましたが、このほどクラレおよび国内グループ企業へのERPシステム(SAP R/3)の導入を完了し、リアルタイムに全社の経営情報を収集することが可能となりました。導入途上においても、間接部門は業務の本社集中化、事業部門は販売、生産、物流の情報共有化により業務効率化を図ってまいりましたが、今後、これをもとに国内の業務改革を推進する一方、海外グループ企業へのSAP導入を進め2010年までのグローバル経営情報システムの完成を目指します。
グローバル戦略として海外を含めた全グループ企業を同一のERPシステム(SAP R/3)で統一する。
クラレ及び国内グループ企業の販売、生産、設備、会計、購買などの全業務分野を1システムに格納し情報をリアルタイムに収集・共有して、その活用により経営の効率化と組織の活性化を図る。
自社主導でシステム導入を行うことにより、外部任せにすることに伴う現場対応不十分や予算の無制限な膨張を予防した。同時に、導入後も自前でメンテナンス出来るようシステム要員のスキル転換を図り外注ゼロ化を実現する。