樹脂コンパウンドメーカーである川崎三興化成株式会社(本社:神奈川県横浜市 以下 川崎三興化成)と株式会社クラレ(東京都千代田区 以下クラレ)の間で2006年4月に設立した、「日超工程塑料(中山)有限公司(JAPAN SUPER ENGINEERING PLASTICS(ZHONGSHAN) CO.,LTD.)」(中国広東省中山市)は、2008年1月21日に樹脂コンパウンド生産設備の竣工式を実施しました。
今回樹脂コンパウンド設備が竣工した中国広東省は、電気・電子部品に加え自動車メーカーと部品メーカーの進出が続き、エンジニアリングプラスチック用コンパウンドの需要が拡大しています。その中でも、クラレの耐熱性ポリアミド樹脂PA9T<ジェネスタ>
コンパウンドは、その耐熱性、低吸水性、摺動性、高絶縁性、 耐薬品性に優れた特長を持ち、需要が急増しています。
川崎三興化成は、中国国内では既に深圳(シンセン)、北京、上海に工場を持ち、年産8万トンの生産能力を保有しています。今回の両社合弁による中山工場の竣工により、中国国内での生産能力は年産9万トンとなり、華南・華北・華東地区での樹脂コンパンド需要増に対応します。特に中国華南地区では、中山工場の竣工により広州周辺に位置する自動車・電機関連ユーザーへの迅速なサービスが可能となります。
川崎三興化成とクラレは、今後ともユーザーニーズにマッチした樹脂コンパウンド開発を進めるとともに、中国、東南アジアを始め、樹脂コンパウンドビジネスのグローバルな拡大を図ってまいります。
会社名 | 日超工程塑料(中山)有限公司 JAPAN SUPER ENGINEERING PLASTICS(ZHONGSHAN) CO.,LTD. |
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代表者 | 浅井 雅夫 |
事業概要 | エンジニアリングプラスチック・汎用プラスチックのコンパウンディングその他付帯する事業 |
設立 | 2006年4月26日 |
生産能力 | 年産10,000トン(スタート時) |
人員 | 50名 |
設備 | 最新鋭高性能2軸押出機(口径70mm、58mm) |
所在地 | 中国広東省中山市中山火炬高技術産業開発区集中新建区火炬大道 |
投資額 | 800万USドル |
資本金 | 400万USドル(川崎三興化成グループ70%、クラレグループ30%) |
代表取締役社長 | 浅井 雅夫 |
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本社所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜3-18-3 |
資本金 | 1億2780万円(2007年3月末) |
業務内容 | プラスチックのカラーコンパウンディング、ポリマーアロイ・スーパーエンプラのコンパウンディング、省力化・自動化機器の開発及び販売 |
代表取締役社長 | 和久井 康明 |
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本社所在地 | 東京都千代田区大手町1-1-3 |
資本金 | 890億円(2007年3月末) |
業務内容 | 合成樹脂・化学品・合成繊維などの製造販売 |