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歯科材料 新プラント完成予想図 欧州向け<クリアフィル>ボンド製品

クラレグループのクラレメディカル株式会社（本社：東京、クラレ100％出資子会社）は、歯科材料の新プラントをクラレ倉敷事業所内に建設することを決定しました。

クラレメディカルは、歯科治療の高度化に資する歯科材料を主力事業として手がけており、堅固な修復と自然歯に近い外観を実現する充填用コンポジットレジン、充填材と歯を接着するボンド、歯冠材と歯の間を埋めながら接着するセメントの3分野で製品展開しています。この分野でクラレメディカルは、1978年の<クリアフィル ボンドシステムF>発売以来30年の歴史を持ち、コンポジットレジンおよびボンドの分野で国内トップシェアを確立しています。一方で海外にも販路を広げつつあり、現在の海外売上高比率は60％を超えています。

今後さらに伸びゆく世界需要に対応するにあたり、既存の生産設備では能力面・効率面で限界に達しています。そこでこの機会に、既存設備のスクラップ&ビルドにより、最新鋭のプラントに更新することとしました。これにより下記の実現を目指します。

• （1） 世界的な市場拡大に対応するための能力増強
• （2） 最新の製造技術による高度で均質な品質管理
• （3） 自動化システム導入による省力化・効率化

新プラントは倉敷市玉島乙島のクラレ倉敷事業所内に建設します。
クラレは2005年より酒津、玉島の2ヵ所に分散していた倉敷事業所の開発・生産機能を玉島に統合する再編を進めています。今回の新プラントもその一環と位置づけ、倉敷事業所の間接サービス機能・ユーティリティーを共有することで効率的な事業運営を図ります。