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このたび、畳機械の製造・販売会社であるトクラテック株式会社（本社：倉敷市、社長：土倉慎一郎）は、株式会社クラレの協力を得て、「愛畳家族の店」キャンペーンの全国展開を図っていきます。「愛畳家族の店」キャンペーンでは、キャラクターを意匠登録し、店舗装飾（軒出しテント・ノボリ・懸垂幕）、車輌装飾（トラック幌・マグネット）、ノベルティ（ステッカー・広告デザイン）等を制作、全国各地域の畳取り扱い業者・畳店に配布・装飾して「愛畳家族の店」の店舗網を構築しながら、畳のよさをアピールし畳市場の掘り起こしを進めていきます。

クラレは50数年前から畳市場に参入し、畳糸用にビニロン<クレモナ>糸を供給してきました。その後、畳市場において畳の厚みが薄くなる傾向も見られることから、薄畳用畳糸の原料として*<クラロンK-Ⅱ>の高強力紡績糸<パワロン>を開発し供給しています。今回全国展開する「愛畳家族の店」キャンペーンでは薄畳も対象になることから、トクラテックはこの<パワロン>を原料とする薄畳用畳糸を畳糸メーカーから購入し販売します。さらに、「愛畳家族の店」キャンペーン用の店舗装飾・車輌装飾用途等には、*クラレテントシリーズが採用されます。

畳は古来から連綿と続く日本人の生活にはなくてはならない日本固有の伝統的住文化の一つです。年々、若い世代層が洋風建築を好む傾向にあること等から、畳からカーペットへ、さらにはフローリングへと住居空間が変化し和室が減少、日本の住文化の良さである畳の市場が縮小傾向にありました。しかし、近年になってマンション等で畳のよさが見直され畳が復活しつつあります。

また、時代の流れにより、畳工事は従来の畳職人の手作業から作業効率がよくコストダウンも可能な機械作業に移行してきています。畳機械メーカーであるトクラテックは、クラレと協調し「愛畳家族の店」キャンペーンを展開していくことにより、全国各地の畳店に畳機械を推奨し日本の住文化である畳の市場復活・拡大を目指し、日本の伝統的住文化の浸透に貢献していきたいと考えています。