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「ポリマーセンサ」の特性(1)(変形量と発生電圧の相関性)

「ポリマーセンサ」の特性(2)(変形保持時の発生電圧)

「ポリマーセンサ」と他の既存センサとの特性の比較

  ポリマーセンサ 圧電ポリマー
PVDF ※1
圧電セラミック
PZT ※2
ひずみゲージ
センサ ※3
出力信号 電圧 電圧 電圧 抵抗変化
曲げ変形量の検出 × × ×
変形を保持した時の信号保持性 × ×
圧力の検出 ×
柔軟性 ×
作動時の電源 不要 不要 不要

(クラレ調べ)

用語説明

  • ※1 PVDF(Poly Vinylidene Fluoride)
    ポリフッ化ビニリデン。圧電物質でありながら、柔軟性があり、膜状に成形し易いといった特徴を備えています。
  • ※2 PZT
    チタン酸ジルコン酸鉛。ジルコン酸鉛(PbZrO3)とチタン酸鉛(PbTiO3)との固溶体(固形混合体)。圧電性が著しく高いといった性質を持っています。
  • ※3 ひずみゲージセンサ
    金属のような抵抗体は、ひずみを与えると抵抗値が変化します。このため、測定対象物に絶縁体を介して金属を接合させておくと、対象物のひずみに応じて金属の抵抗が変化します。この抵抗値の変化からひずみを計測するセンサが、ひずみゲージセンサです。

以上