日東電工株式会社(本社:大阪市、社長:柳楽幸雄、以下 日東電工)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)が公募する「省水型・環境調和型水循環プロジェクト」水資源管理技術の国内外への展開に向けた実証実験のうち、シンガポールにおける工業排水の再利用向け処理技術に関する実証研究に関し、委託先として採択されました。
同研究のベースとなる技術は、日東電工と株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:伊藤文大、以下 クラレ)が共同で実証を進めているもので、日東電工の分離膜システムとクラレのPVAゲル担体を使った生物処理システムを組み合わせ、高濃度のCODや窒素を含有する排水から高品位な再生水を取り出し、工業排水の再利用を目指すという初めての試みです。
「高効率な生物処理と分離膜処理を組合せた、高濃度CODの工業排水の処理技術実証研究」
概要 | 高濃度なCODおよび窒素を含む工業排水をPVAゲル担体を用いた高効率な生物処理(嫌気処理および好気処理)にて前処理し、膜分離システムによって再利用可能な高品位な水を経済的に回収する事業の実証研究 |
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実証場所 | シンガポール ジュロン工業排水処理場 |
委託先 | 日東電工株式会社 「分離膜システムの基本設計、設置及び分離膜の最適化」 |
委託期間 | 委託契約日~平成24年2月29日 |
以上