水溶性ポバールフィルムのトップメーカーであるMonoSol(モノソル)社〔社長:P. Scott Bening(スコット ベニング)、本社:米国・インディアナ州・メリルビル、クラレホールディングスUSA100%出資、以下、モノソル社〕は、プロクター・アンド・ギャンブル社〔以下、P&G社〕の2012年最優秀Connect+Develop(以下、C+D)パートナーに唯一選ばれました。これは、モノソル社のイノベーションによるP&G社への業績貢献が評価されたもので、両社の強い提携関係を証明しています。
P&G社がモノソル社と協働して開発したのが、※1「Tide PODS」(一回量の洗剤を個包装した製品)です。同製品は今年発売されたばかりですが、そのユニークな見た目や感触、優れた性能と利便性が好評で、米国の個包装洗濯用洗剤分野で早くも68%ものシェアを獲得しています。
P&G社の取締役会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)ボブ・マクドナルドは、「今回の技術的革新は、モノソル社があってこそ可能だった。この提携がなければ、過去20年間で最大の洗濯革命を起こすことはできなかっただろう」とコメントしています。
「Tide PODS」は、洗剤、しみ取り、くすみ取りの3つの溶剤が1個のカプセルに、それぞれ別の仕切りに入っています。同製品の開発のためにモノソル社は、冷たい水にでもすぐに溶け、かつ濡れた手で触っても破れない独自のフィルムを新規開発しました。
「私たちは、単に水溶性フィルムを販売しているのではありません。大手から中小まで幅広いお客さまと一緒になって、課題解決と技術革新に取り組んでいます」と、モノソル社の研究開発責任者トム・ヨーガンは語ります。「当社はP&G社のアリエール製品も含め、長年にわたって個包装洗剤の開発を手助けしてきました。「Tide PODS」の技術は、洗剤用※2MonoDoseの水準をあらゆる面で躍進させました。この大成功を収めた新製品の開発における当社の役割を評価していただき喜ばしく思います」
「P&G社のC+Dオープンイノベーションパートナーシップは、業界の常識を変えるような革新的な製品をもたらし、生産性を向上する原動力となります。パートナーの仕事ぶりに敬意と感謝の念を示したい」と、マクドナルドCEOは述べています。また、P&G社の国際事業開発部長のローラ・ベッカーも、「さまざまなパートナー企業との切れ目ない提携により、消費者を第一に考えた優れた製品が誕生しています」とコメントしています。
P&G社のニュースリリース(英語)
MonoSol社のニュースリリース(英語)
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