株式会社クラレ(社長:伊藤文大、本社:東京都千代田区)は、6年間大切に使われたのちに、全国から善意でお送りいただいたランドセルを、世界でもっとも物資が不足している国の中のひとつであるアフガニスタンの子どもたちにプレゼントする国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」を行っています。2004年のスタートから今年で10年目を迎え、海を越えたランドセルは8万個以上になります。
表紙
このたび、10年目と言う節目を記念し、活動により海を渡ったランドセルのその後を、アフガニスタンの子どもたちの暮らしとともに紹介した写真絵本『ランドセルは海を越えて』(定価:1,400円【税別】、発行元:ポプラ社、写真・文:内堀タケシ)が発行されました。
アフガニスタンでは、長く内戦が続き、教科書、通学用のカバン、文具はおろか、校舎もない状態で勉強をせざるを得ません。子どもたちにとって日本から届いたランドセルや文具の数々は、ほかに代えがたい宝物です。
厳しい生活の中でもランドセルに希望を見出し、たくさんの笑顔を見せてくれる子どもたちの姿を、わかりやすい言葉とともに紹介しています。
ランドセルを受け取り、笑顔を見せる女の子(中ページより)
タイトル | ランドセルは海を越えて |
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写真・文 | 内堀タケシ |
発行元 | 株式会社ポプラ社 |
発行 | 2013年4月 |
定価 | 1,400円(税別) |
サイズ | 26.5cm×22cm |
ページ数 | 41ページ |
1955年東京生まれ。「日常」をテーマにルポルタージュを続け、海外取材は60カ国に及ぶ。2001年よりアフリカ、中東、アジアを中心とした妊産婦死亡率改善問題にも取り組む。ポルトガル・スペイン語にも精通しブラジル移住5年間の経験を持つ。国内では俳句関連の取材で各地の暮らし、風土、行事などを撮影する。また難民問題や国際支援などの国際理解教育にも取り組み、全国各地の学校教育の現場で写真展・講演会を10年以上にわたり積極的に行っている。著書に『アフガニスタン勇気と笑顔』、『俳句・季語入門』の写真担当など。公益社団法人 日本写真家協会 会員。
ランドセル用素材として7割以上のシェアを占める人工皮革<クラリーノ>を生産しているクラレが中心となって、みなさまからご送付いただいた使い終わったランドセルをアフガニスタンの子どもたちにプレゼントする活動です。6年間の思い出が詰まったランドセルを何かに役立てることは出来ないかとの多数のご意見をいただき、2004年からはじめました。ランドセルという身近なものを通して、社会貢献やものを大切にする心を日本の子どもたちに広く知ってもらえたらという願いを込めています。
今年で10年目を迎え、これまでに海を越えたランドセルは8万個以上にもなります。
以上