クラレノリタケデンタル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山口里志)は、歯科切削加工用セラミックス〈ノリタケ カタナ® ジルコニア〉のラインアップに、当社独自の積層技術により、優れた強度と透光性を1枚のディスクの中で融合させた「YML」を追加し、2021年8月21日に新発売します。
「YML」は、強度を必要とするロングスパンブリッジ(多数歯の補てつ物)から、透光性を必要とする前歯部クラウン(補てつ物)まで、幅広い用途を1枚のディスクで対応できます。
・当社は、ジルコニア粉体からディスクまでを一貫製造できる歯科材料メーカーであり、歯科臨床で求められるさまざまな特性を付与したマルチレイヤードジルコニアを独自技術により開発し、市場に提案し続けています。
・歯科臨床では、「高強度が求められる多数歯症例」、「透光性(審美性)が求められる前歯部症例」など、症例により要求される材料特性が異なります。そのため、歯科医師や歯科技工士は、症例ごとに適切な材料を選択する必要があり、「強度と透光性を兼ね備えた汎用性に優れる材料」が求められていました。
・「YML」では、各層に適切な強度、透光性を付与し、〈ノリタケ カタナ® ジルコニア〉マルチレイヤーシリーズ各製品の特性を融合することで、幅広い症例に対応できる新シリーズとなっています。
・当社のコア技術の一つである「切削加工後の短時間焼成」に対応しており、従来品と同様な通常焼成(約7時間)と約90分焼成が可能です。(※800℃で取り出した場合、3本ブリッジまで)
・エナメル層に高い透光性を有する材料を使用し、その下層であるボディ層1は1,000MPa、ボディ層2とボディ層3は1,100MPaの優れた強度を有する材料で構成しています。特性が異なる複数の原料を積層することで、クラウンから多数歯のブリッジに至る幅広い症例において、高い審美性を実現しています。
・当社独自のプレス製法により、各層の界面にギャップがなくシームレスに移行するグラデーション構造を有しています。
・高い透光性を有するエナメル層と、口腔内で調和するように明るく生命感を有するボディ層とが、シームレスなグラデーションを有することで、透光性と色調のバランスに優れ、シンプルな操作でも、安定した色調表現を実現します。
・独自開発のジルコニア原料と成形技術、高い品質管理により、焼成収縮による変形量を抑制することで、特性が異なる原料を積層した「YML」においても、ロングスパンブリッジにも対応する高い適合精度を達成しています。
〈ノリタケ カタナ® ジルコニア〉 YML
管理医療機器 歯科切削加工用セラミックス
医療機器認証番号:223AFBZX00185000
本情報は、医療機器の発売に関するプレスリリースであり、一般の方への広告宣伝を目的としたものではありません。
社名 | クラレノリタケデンタル株式会社 |
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本社所在地 | 東京都千代田区大手町2丁目6−4 常盤橋タワー※1 |
代表者 | 代表取締役社長 山口里志 |
資本金 | 3億円(㈱クラレ66.7%、㈱ノリタケカンパニーリミテド33.3%) |
設立年 | 2001年10月1日※2 |
主な事業内容 | 歯科用接着材・充填材、歯冠用硬質レジン、歯冠用セラミックス、歯科用石膏、歯科用CAD/CAM機器・材料など |