株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:川原仁)は、10月19日から10月26日までドイツのメッセ・デュッセルドルフで開催される世界最大規模の国際プラスチック・ゴム産業展である「K 2022」に出展します。
イノベーションの推進による持続可能な未来の共創をテーマに、本年1月に新設したイノベーションネットワーキングセンター※1(INC)によるセグメント(紙・包装材、自動車、スポーツ&アウトドア、生活用品)ごとの展示を行い、バイオマス由来原料を割り当てたEVOH樹脂〈エバール®〉、耐熱性ポリアミド樹脂〈ジェネスタ〉を用いた熱可塑性FRP、バイオマス由来水添スチレン系エラストマー〈セプトン〉BIO-シリーズ、液状ファルネセンゴム(L-FR)、シラン変性液状ブタジエンゴム(GS-L-BR)など、クラレの特長ある製品を紹介します。
※1 社内外のリソースを結び付けることで、イノベーション創出につなげることを目的とした組織。紙・包装材、自動車、スポーツ&アウトドア、生活用品など11のセグメントチームを設け、クラレグループとお客様やパートナー企業との連携により、効果的なビジネス創出に向けた取り組みを加速している。
プラスチックの中で最高レベルのガスバリア性(気体遮断性)を持つEVOH(エチレンビニルアルコール)樹脂であり、その優れたバリア性により、食品の保存期間延長と食品ロスの低減に貢献します。本展示会では、ISCC PLUS認証を取得した欧州現地法人エバールヨーロッパ(クラレ100%出資子会社 所在地:ベルギー・アントワープ)で生産する〈エバール〉を紹介します。
※2 ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)は、バイオマス由来や再生原料などの国際持続可能性カーボン認証制度です。ISCC PLUS認証は、マスバランス方式※3で製造されたバイオマス由来や再生原料などの製品をサプライチェーン上で管理・担保する認証制度として、EU域外を含む全世界の製品を対象としています。
※3 バイオマス由来や再生原料などと石油由来原料が含まれている製品を、投入したバイオマス由来や再生原料などの割合に応じて、製品にその特性の割り当てを行うことで、環境対応をうたうことが可能になります。
当社独自の耐熱性ポリアミド樹脂〈ジェネスタ〉。低吸水性、高耐熱性、高耐薬品性、高摺動性および寸法安定性などの優れた特長があり、電気・電子部品や自動車部品での採用が拡大しています。〈ジェネスタ〉を用いた熱可塑性FRPの開発事例として、リサイクル性に優れたFCV(燃料電池自動車)用高圧水素タンクの試作品を展示します。
発酵技術によってサトウキビから製造されるバイオマス由来の新規共役ジエンモノマー「β-ファルネセン」を原料とした、水添スチレン-ファルネセンブロック共重合体です。ウェットグリップ性に優れ、濡れても滑りにくいという特長を有します。
「β-ファルネセン」を用いた当社独自開発の液状ゴムです。低温下でも柔軟性に優れるため、タイヤの氷上グリップ性能向上に寄与します。
液状ブタジエンゴムをシラン変性した製品で、タイヤに用いることでシラン基がシリカと反応し、その分散性を高めます。その結果、タイヤのグリップ性能と耐摩耗性の向上、転がり抵抗の低減に寄与します。
名称 | K 2022 - 国際プラスチック・ゴム産業展 |
---|---|
開催日時 | 2022年10月19日(水)~26日(水) |
会場 | ドイツ、メッセ・デュッセルドルフ |
ブース番号 | Hall 7a / D06 |
バーチャルショールーム※4 | https://bit.ly/3BVKXRB |
※4 各製品のリーフレットがご覧になれます。