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株式会社クラレ

  株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:川原 仁)は、2月1日から東京ビッグサイトで開催される「コンバーティングテクノロジー総合展2023」において、「新機能性材料展2023」に出展します。当社の独自技術により開発した、4つの高機能素材を紹介します。

1.出展内容

・〈クラリスタ®〉CW

  〈クラリスタ〉は、クラレが独自に開発した透明ハイバリアフィルムです。水分などに敏感な部材や素子を保護するために開発した〈クラリスタ〉CWは、優れた水蒸気バリア性を有し、高い防湿性を発揮します。
  想定用途:高い防湿性と長期信頼性が求められる薄膜系太陽電池のバックシート、光学用バリアシートなど

・〈エバール®〉フィルム

  高いガスバリア性を有するEVOH樹脂〈エバール〉を単層製膜したバリアフィルムです。本展示会では、その性能を生かした2つの用途を紹介します。
① 真空断熱板用途
  熱伝導率が低く、ガスバリア性に優れるため、真空断熱板の断熱性能向上を実現し、省エネに貢献。加えて、耐屈曲性や耐クラック性に優れるため、長期に渡って信頼性を確保。
  主な採用例:冷蔵・冷凍庫、低温物流、医療、建築用断熱用途など
② バリアシーラント用途
  優れた非吸着性と良好なヒートシール(熱融着)性を生かし、香気成分や薬効成分を長期間に渡って保持。
  主な採用例:防虫剤・医薬包材用シーラントなど

・液状酸素吸収剤DPNG

  酸素を有機物単独で吸収し分解する新材料です。液状のため各種材料への混合が容易で、酸素によるUV硬化不良、樹脂・金属などの酸化劣化を抑制します。
  想定用途:自動車ボディや内外装部品のハードコート、UVインク、接着剤、3Dプリンター材料、屋外用プラスチック、金属ペースト・インクなど

・反応性希釈剤・アクリル変性剤・UV硬化促進剤IPEMA

  異なる重合性の二重結合を複数有する新しい架橋剤です。UV硬化材料やポリマー原料に用いることで、物性の向上や難燃性の付与が可能です。
  想定用途:自動車ボディや内外装部品のハードコート、UVインク、接着剤、加飾フィルム、道路遮音板、看板、建材・木材、電化製品など

2.展示会概要

名称 新機能性材料展2023
開催日時 2023年2月1日(水)~3日(金)10:00~17:00
会場 東京ビッグサイト 東ホール
ブース番号 2G-16(マテリアルゾーン)
公式サイト https://www.convertechexpo.com/index.html