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株式会社クラレ

  株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:川原 仁)は、メタクリル事業においてメタクリル酸メチル(以下MMA)プラントの生産能力を最適化することを決定しました。また、これによりMMAおよび一部の川下製品の生産および販売量が2025年7月より減少することになりますのでお知らせいたします。

目的と背景

  当社は1959年より新潟事業所におけるMMAやメタクリレートチェーンの川下製品であるメタクリル樹脂などの製造販売をしておりますが、近年は市場環境の変化や設備老朽化による維持更新費用の増加に伴い、事業環境は厳しくなっております。
  将来的にも事業継続可能な収益を確保し、安定的な製品供給を継続していくためには、生産能力縮小を伴う製品構成の最適化と高経年化対策費用の削減による競争力強化が必須との判断に至りました。

生産能力・供給体制

MMA 現状67,000トン/年の生産能力を半減し、外部販売は停止
川下製品 硫安、メタクリル樹脂成形材料の生産能力を縮小

*メタクリル酸(MAA)およびメタクリル樹脂シートについての変更はありません。

実施時期

  2025年7月(予定)より



クラレグループは中期経営計画「PASSION 2026」において、事業ポートフォリオの高度化を重要施策と位置づけ、コア事業への重点的な資源配分と、縮小・撤退事業の見極めを進めています。社会・環境価値、経済価値を考慮の上、事業・製品の構成組み換えを継続することによりポートフォリオの高度化を実現していきます。