シンガポールでEVOH 樹脂〈エバール®〉生産プラントの起工式を開催 | kuraray

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株式会社クラレ

  株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:川原 仁)は、シンガポール現地法人である Kuraray Asia Pacific Pte. Ltd.(クラレ 100%出資会社)内のEVOH 樹脂〈エバール®〉の生産プラント建設予定地において、8月6日に起工式を開催しましたので、お知らせいたします。

新設プラントの概要
場所 Kuraray Asia Pacific Pte. Ltd.
10 Sakra Ave., Singapore 627887
生産能力 EVOH樹脂 年産18千トン
(前工程は将来の増設を視野に年産36千トン能力にて建設。後工程は2期に分け、今回1期分を実施)
稼働時期 2026年末
投資額 410百万米ドル
(ご参考)
Kuraray Asia Pacific Pte. Ltd. 会社概要
会社名称 Kuraray Asia Pacific Pte. Ltd.
本社所在地 10 Sakra Ave., Singapore 627887
代表者 植垣文雄
事業内容 ポバール樹脂の製造・販売
資本金 149,775千米ドル
設立年月日 2008年7月1日(前身は1996年設立のPOVAL ASIA PTE LTD)

  EVOH樹脂〈エバール®〉とは
   1972 年に、当社が世界で初めて開発・事業化したEVOH 樹脂〈エバール®〉は、機能性樹脂の中では最高レベルのガスバリア性を有します。酸素などの気体を通しにくく、内容物の劣化を防ぐことから食品包装用途に広く使われており、フードロス削減に貢献しています。
  近年、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の観点から、食品包装用途における環境配慮型製品のニーズが高まっており、リサイクル可能な包装材料へのシフトが望まれています。特に欧米ではポリオレフィンのリサイクルを妨げないバリア材として〈エバール®〉の引き合いが増えており、
〈エバール®〉の需要は世界的に拡大していくと見込んでいます。
  当社グループは、EVOH 樹脂およびバリア材料のリーディングカンパニーとしてさらなる事業拡大を目指し、これからも自然環境・生活環境の向上に貢献していきます。