ニュース

株式会社クラレ

  株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:川原 仁)は、企業版ふるさと納税制度を活用し、鹿島事業所(茨城県神栖市東和田、事業所長:執行役員 川原 孝春)が所在する、茨城県神栖市へ寄付を行いました。
  本日、神栖市教育センター(旧神栖市立矢田部小学校:茨城県神栖市矢田部)にて、企業版ふるさと納税の感謝状贈呈式と寄付金を活用いただいたコウノトリ巣塔のお披露目が行われ、当社に感謝状が授与されました。神栖市の企業版ふるさと納税を活用して「国の特別天然記念物コウノトリ」の保護活動を支援することは、当社が初の試みです。



◆概要
  当社は、鹿島事業所の目指す「生物多様性の保全」への取り組みの一環として、企業版ふるさと納税制度を活用し、神栖市へ2024年8月に170万円の寄付を行いました。寄付金は神栖市の2つの事業「社会経済情勢の変化に柔軟に対応する産業をつくる事業」(コウノトリプロジェクトなど)、「まちの魅力を高め、市内外の人々の交流を促進し、移住・定住につなげる事業」(神之池桜守り隊の活動など)に活用されます。
  神栖市が支援する民間団体、波崎愛鳥会が行う「国の特別天然記念物コウノトリ」の保護活動により、当社の寄付金が活用されたコウノトリ用人工巣塔が、2024年12月16日、神栖市教育センターの庭の一画に建てられました。また、市民参加・協働により神之池緑地の桜や樹木の維持管理をおこない、市民などが主体となった緑地の保全活動の定着を目指す神之池桜守り隊の活動費にも寄付金が充てられる予定です。

◆神栖市とコウノトリの保護活動について
  絶滅危惧種であり、国の特別天然記念物に指定されているコウノトリを、安全に営巣・孵化させるため、人工巣塔(ポールの上に巣づくりしやすいよう丸い台座を付けたもの)を設置するなどの保護活動が行われています。2024年までに3基の巣塔が設置され、この度クラレの支援により4基目が建設されました。神栖市では2年連続で孵化に成功し、合計10羽のコウノトリが巣立っています。

◆クラレ鹿島事業所コメント
  当社は創立当時から、ただ利潤を追求するだけでなく、地域コミュニティーへの貢献を理念として掲げてきました。1972年に生産をスタートした鹿島事業所は、地元神栖市とともに発展させていただき、感謝を込めて、神栖市のプロジェクトを支援させていただくことになりました。今後も、生物多様性保全をはじめ、地元地域に貢献できるよう、取り組みを進めてまいります。