株式会社クラレ(本社:東京都千代田区、社長:川原 仁)は、4月5 日、今年で22回目となる国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」の旅立ち準備を、横浜市中区南本牧の倉庫において三菱倉庫株式会社様の協力も得て、実施しました。
「ランドセルは海を越えて」は、6年間の思い出が詰まったランドセルを全国から寄贈いただき、アフガニスタンの子どもたちにプレゼントする活動です。2004年に開始し、これまでに約16万個のランドセルが海を渡りました。22回目となる今年は約7,000個のランドセルをご応募をいただき、今年入社した新入社員75名や当社社員でもある女子スキージャンプの髙梨沙羅選手など、約200名の社員ボランティア、関係者が力を合わせて、色とりどりのランドセルを開梱・検品・箱詰めしました。
開会式で多賀専務は、「受け取ったアフガニスタンの子どもたちが笑顔になる姿を想像しながら、心を込めて、安全に作業をしましょう」とあいさつしました。
作業は、届けられたランドセルを段ボール箱から取り出し、目立つ汚れや大きな破損がないかなどを確認するところから始まりました。その後、検品を終えたランドセルは、ボランティアの手によって新しいダンボール箱に箱詰めされました。また、現地の子どもたち一人ひとりに行きわたるように、一緒に送っていただいたノート、鉛筆、クレヨンなどの学用品も仕分けを行い、梱包しました。
ボランティアに参加した新入社員は「就職活動中にこの活動のことを知りました。ボランティアに参加して、今まで大切に保管していた自分のランドセルも、来年は寄贈してみようかなという気持ちになりました」と話し、全国から寄せられた思いの詰まったランドセルを前に感銘を受けながら、仲間たちと息の合った働きを見せていました。社員の一人として参加した髙梨選手は、「次世代の子どもたちへ夢をつなぐ、タスキをつないでいくような作業ができて幸せに思います。1つでも多く、子どもたちにランドセルを届けられたら」と感慨深げに話しました。
旅立ちの準備を終えたランドセルは今後、日本を出発し、秋ごろ、アフガニスタンの子どもたちの元に届けられる予定です。ランドセルを寄贈いただいた皆さま、今回会場を提供いただくとともに、作業をサポートしていただいた倉庫会社の皆さま、多くのご関係の皆さま、本当にありがとうございました。