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クラレは物流事故による社会的被害を防止するため、製品の輸送、保管面での物流安全確保の活動を継続して実施しています。
　ITツールの導入により物流の見える化や作業効率化を実現するとともに、従来の『ホワイト物流』の取り組みに加え、いわゆる「物流の2024年問題」への対応を通じて、トラック待機時間の削減、パレットの活用推進、荷役作業時の安全対策および危険作業回避等によりドライバーや作業者の負荷を軽減し、物流安全の向上に努めています。各事業所においては物流協力会社と安全協議会等の活動を行い、課題の共有やトラブル・ヒヤリハット事例の水平展開、物流現場での協議等、物流安全・品質管理体制の強化に取り組んでいます。
　引き続き重大事故発生ゼロを目標に、社内外関係各所と連携していきます。

『ホワイト物流』への取り組み

2022年にクラレは経団連会長、日商会頭、連合会長及び関係大臣（内閣府、経産省、厚労省、農水省、国交省）をメンバーとする「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」において創設された「パートナーシップ構築宣言」の趣旨に賛同し、「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。この「パートナーシップ構築宣言」の個別項目にも明示しているように、クラレは2019年9月30日に『ホワイト物流』推進運動に賛同し、以下の通り自主行動宣言を行いました。『ホワイト物流』推進運動とは、深刻化するトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的として、トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化や、女性や60代の運転者等も働きやすい労働環境の実現に取り組む運動です。クラレはその活動を広めるべく、クラレ社内と取引先各社に『ホワイト物流』推進運動について宣言内容を共有し、課題解決に向けた取り組みを進めています。

物流安全協議会（於：鹿島事業所）にて危険物製品の輸送に用いるISOコンテナについて勉強会を実施 安全衛生協議会 輸送・作業分科会（於：新潟事業所）