サステナビリティ中期計画 Planet

環境負荷低減 / GHG排出削減(Scope1&2)

クラレグループは、2050年カーボンネットゼロの達成を目標に、Scope1とScope2の排出量削減ロードマップを策定しました。

ロードマップに示す具体的な削減策により、中期経営計画期間中の2026年までのScope1とScope2排出量は2019年比増やさず、2030年までに2019年対比で30%削減、2050年までにカーボンネットゼロの実現を目指しています。そのために、2030年までに800億円のGHG削減投資を計画しています。

2023年も、昨年同様に海外グループ会社での分離型エネルギー属性証明書(再エネ証書)の購入による電力のグリーン化を進めました。また、年後半の需要低迷を受け国内外で生産量が減少したことにより、GHG排出量は大きく減少しました。
 米国で石炭系活性炭の製造時に副生物として発生するCO2の回収、有効利用、貯留に対し組織横断型のプロジェクトチームを編成し、コーポレートプロジェクトとして開発を推進しています。2023年は、CO2の回収設備について既に設置・稼働実績がある回収装置の中からカルゴン・カーボンの各工場の排出量に見合う規模の回収装置候補を選定しました。また、パールリバー工場周辺でのCO2貯留プロジェクトをリスト化し米国インフレ抑制法(IRA)の適用可能性を含め選択肢の検討を進めました。
 国内では2022年に賛同を表明していた「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ基本構想」に基づき2023年に発足したGXリーグへの参画を決定しました。 GHG排出削減は自社だけで取り組みを加速するのは難しいことから産官学との外部連携も視野にGHG排出量削減目標の達成を進めます。


詳細はPlanet 地球温暖化防止 地球温暖化防止/GHG排出量と削減の取り組み