トップステートメント
代表取締役社長
川原 仁
本年1月1日付で代表取締役社長に就任しました川原 仁です。
世界中のクラレグループ社員とともに、お客さまや株主の皆さまをはじめとするグループを取り巻く全ての方にとって価値ある会社を目指して全力を尽くしてまいります。
何卒よろしくお願いいたします。
本年は、2022年から始まる5か年の新しい中期経営計画を策定する年となります。クラレグループはこの新しい中期経営計画の最終年となる2026年に創立100周年を迎えますが、さらにその先を見据えて、社会との価値共創を図り、世の中から愛され、必要とされる「かけがえのない企業」であり続けるために、サステナビリティに対する真摯な取り組みは、欠かすことのできない重要な課題のひとつであると考えています。
近年、気候変動対策やプラスチックごみ問題への対応、循環型経済への転換など、持続可能な社会の実現に対する企業の責任はますます高まっています。特に気候変動に関しては、パリ協定に基づき、各国・地域が温暖化ガス排出量削減について野心的な長期目標を設定する動きが活発化しています。グローバルにものづくりを展開するクラレグループは、これらの課題に対し、各国や各地域の法規制の動向を注視しつつ、グループとして中・長期的に目指すべき方向性を固め、着実な施策を立案し、取り組みを強化していく所存です。
また、クラレグループは「世のため人のため、他人のやれないことをやる」というミッションのもと、1926年の創立以来、これまでも自然環境や生活環境の向上に貢献する事業展開を行ってきました。新しい中期経営計画においてもこの方針を継続し、加えてこれらの貢献度を指標化し、明確な目標を定め、「クラレらしい」アプローチで課題の解決に、より一層力を入れていきます。
クラレグループには全世界に11,000名を超える社員がいます。グループが持続的な成長を目指す上で、社員の英知を結集し、新しいイノベーションを起こすことが不可欠です。社員ひとりひとりが持つポテンシャルを最大に発揮できる安心・安全な職場を築き、活力と創造力のみなぎる企業体であることで、全員が持続可能な社会の実現に貢献できるよう、全力で取り組んでまいります。
今後とも皆さまのご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。