物流安全
クラレは物流事故による社会的被害を防止するため、製品の輸送、保管面での物流安全確保の活動を継続して実施しています。
この活動の中心となるクラレ物流安全協議会は20年目を迎え、2020年度は事故事例とその対策を協議し、重大事故防止の施策を共有するとともに、『危険物輸送におけるホワイト物流』をテーマに輸送会社10社と意見交換を実施し、安全に対する意識の向上を図りました。
また、ITツールの導入により「物流の見える化」の実現に取り組み、物流安全、作業効率化、トラック待機時間の削減等のホワイト物流の推進に寄与できるよう検討を進めています。
引き続き重大事故発生ゼロを目標に、社内外関係各所と連携しながら、物流安全の維持・向上に努めます。
『ホワイト物流』への取り組み
クラレは国土交通省他の要請により、2019年9月30日に『ホワイト物流』推進運動に賛同して自主行動宣言しました。『ホワイト物流』推進運動とは、深刻化するトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的として、トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化や、女性や60代の運転者等も働きやすいより「ホワイト」な労働環境の実現に取組む運動です。クラレはその活動を広めるべく、クラレ社内と取引先各社に『ホワイト物流』推進運動について宣言内容を共有し、課題解決のための活動を広めています。
クラレの『ホワイト物流』自主行動宣言
クラレは、『ホワイト物流』推進運動へ賛同し、主に運送内容の見直しと安全の確保を中心に以下の自主行動を宣言します。
1.物流の改善提案と協力: | 物流会社からの改善提案に真摯に協議に応じます。 |
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2.パレット等の活用: | 荷役時間の軽減を図ります。 |
3.保管場所の集約: | 複数箇所での積込を無くし、拘束時間短縮と効率改善を図ります。 |
4.輸送効率改善: | トラックから船や鉄道へのモーダルシフトを一層拡大します。 |
5.混雑回避: | 京浜港の交通混雑を回避します。 (鹿島事業所の製品輸出港を京浜港から鹿島港に切替える) |
6.物流システムの標準化: | WEBによる出荷情報を事前提供し、輸送手配を容易にします。 |
7.荷役作業時の安全対策: | 危険物の出荷・充填設備を改善し、手順を見直します。 |