社会貢献活動
クラレグループは、事業活動(製品やサービス)を通じて「世のため人のため」に尽くすことこそ自分たちの本質と考えていますが、同時に、社会と地球の一員である企業市民として責任を果たすための社会貢献活動も重視しています。中期経営計画「PASSION 2026」期間中も、世界中で社会に貢献するという理念を持ち、持続的な活動を続けていきます。
クラレグループでは、次世代を担う子供たちに化学実験を通して化学の楽しさを体感してもらう事を目的とし、1992年から国内の小学生を対象に「少年少女化学教室」を開催しています。国内6事業所で累計300回以上を開催し、参加した小学生は約9500名を数えます。類似の活動は米国のKuraray America Inc.や欧州のKuraray Europe GmbHにも拡大しています。2023年度以降は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い自粛しいた活動を取り戻すように再開しています。
ランドセルの素材、人工皮革<クラリーノ>を生産するクラレは、日本の小学生が6年間使い終えたランドセルに文房具や手紙を添えて、紛争と混乱が続くアフガニスタンの子供たちに贈る国際貢献活動「ランドセルは海を越えて」を実施しています。2004年のスタートから20回目を迎えた2023年度までに海を越えたランドセルの合計は15万個を超えました。
この活動は、アフガニスタンの子供たちが学ぶ喜びを知るきっかけになると同時に、日本の子供たちにリユースやボランティア活動の意義を伝えられる大切な活動です。アフガニスタンの政情は不安定ですが、中期経営計画「PASSION 2026」の期間中もこの活動を続けます。