MonoSol,LLC
Marketing and Sales
Marketing Manager
2003年入社
法学部卒
子会社のMonoSolに駐在し、ポバールベースの水溶性フィルムを製造・販売する部門のマーケティングチームに所属しています。私は主に個包装洗濯洗剤用途の水溶性フィルムの東南アジアエリアに向けた販売拡大と、コンクリート関連商品包装用途の販売拡大を担っています。MonoSolアメリカでは総勢およそ600人のスタッフが働いていますが、日本人駐在者は4人で、あとはすべてアメリカ人です。ネイティブと同等の英語力が必須なことに加え、現地の文化に応じたコミュニケーションなど、普通に仕事を進めるだけでも様々な困難があります。同時に、クラレの製品や自分の業務が海外の市場に影響を与えていることが実感できるため、やりがいもスケールも非常に大きい仕事です。
現在、セールスや技術部門の人たちと共に、あるプロジェクトを進めています。私はリードしていく立場なので様々な事項についてメンバーと意思疎通を図る必要がありますが、プロジェクト発足当初はうまくいかず苦労しました。言葉の壁という理由以上に「今、この仕事をしている理由は何なのか」をうまく伝えられなかったことに起因していたと思います。特にアメリカ人は頼んだ仕事に対して、その必要性やメリットを明確にしないと手を動かしてくれません。日本人とのマインドの違いをあらゆる点に感じますが、だからこそ、スムーズにプロジェクトをリードできるようになってきている今、「自身のグローバル化」という手ごたえを感じています。
入社してからずっと営業をやってきましたが、今後はもっと“組織”そのものに目を向け、クラレ全社としてさらに利益を上げていけるような施策に取り組みたいと思っています。例えば、営業部隊を立ち上げて、そのマネージャーとして部下を教育し、協力しながら、組織を牽引するような仕事にチャレンジしてみたいです。そのためには経営企画や組織論など、学ばないといけないことがたくさんあるので、今後のために必要となる能力をピックアップして自己研鑽を続けています。
Off
滝が好きなので、日本にいたころから華厳の滝をはじめ日本各地の滝を巡っていました。アメリカに来てからもナイアガラの滝などいろんな滝を見に行きましたが、一番インパクトが大きかったのがブラジルにあるイグアスの滝です。4連休のときにアメリカの同僚らと見に行ったのですが、あまりのスケールの大きさに言葉を失いました。
Culture
日本にいたときに所属していた光学用ポバールフィルムの営業部隊のメンバーは、競合ひしめく厳しいマーケットの一線で働くことを良い経験と捉え、のびのびと仕事をしていたように思います。現在赴任しているMonoSolはクラレが買収した子会社ですが、トップシェアメーカーでありながらあまりそのプレッシャーを感じさせないくらいに、全員がのびのび仕事をしている点にクラレとの共通点を感じています。
各社員の所属・内容は取材当時のものです。