倉敷事業所
設備技術部
設計グループ
2016年入社
工学部
化学生命系学科卒
プラントの設計がしたいと考えていた私にとって、クラレの事業所採用(FLコース)の求人内容は、まさにぴったりの条件でした。そして最終的に決め手になったのは、「仕事は自分で考え、自分で決めるもの」という先輩社員の言葉です。当然責任は伴いますが、裁量権を与えられて仕事をすることに、私は大きなやりがいがありそうだと感じました。
化学反応槽のような、研究室にある設備を設計することが、私の仕事です。半年や1年、長い場合は2年以上かかるプロジェクトもあり、忍耐力が求められます。就職活動時に先輩社員から聞いていた通り、働き方はとにかく自由。打ち合わせや工事、デスクワークなど、予定の立て方は個人にほぼ一任されています。ただ、自分の意見を通す際には、上司からはよく「なぜそうしようと思ったのか」と問われ、理由や根拠を明確に説明しなければいけません。入社から数年で、ずいぶんと考える癖がついたように思います。
以前、ある機器を導入した時、現場の方から「これじゃあ使いにくいよ」と、厳しいフィードバックを受けました。今と同等の機器が欲しいという依頼から、私は全く同じものを作りましたが、実は現場の方は、今の機器の改善も求めていたのです。私のいる設備技術部は、依頼を受けて機器を設計しますが、機器を実際に使用することはありません。そのため、現場にも足を運びながら、どんな用途、どんな手順で使われるのかを想像して設計する必要があります。今は考え方や行動を受動的なものから能動的なものに切り替え、依頼主の要望を正確にくみ取るよう心がけています。
各社員の所属・内容は取材当時のものです。