Kuraray (Thailand) Co., Ltd.
Manager, Administration
2008年入社
経済学部
経済・経営学科卒
ASEAN域内でのクラレ製品拡販を担うタイの拠点に所属。従業員数が約10人の小さな事務所なので業務範囲が非常に広く、資金管理・決算業務・社内ルールの整備などセールス以外のすべてを担当しています。私が赴任する以前は就業規則のほかにルールと呼べるものがなかったので、まずは承認権限の所在などを含め、それまで「何となく」で決めていたことをルール化していきました。タイ人はイベント好きな人が多いので社員旅行を導入するなど、メンバーが気持ちよく働ける環境づくりにも努めています。
タイの事務所には最初、出張に関するルールがありませんでした。安全管理や経費支給の面で問題が生じるため出張のルールを作ろうと決めたとき、手順を厳格にし過ぎて反発されたことがあります。このとき、私たちが思う以上にタイ人にとってルールとは不自由なものであることを痛感。そこで相手の意向を汲みつつ、絶対に守ってほしい手順について詳細に理由を説明したところ、納得してもらうことができました。この一件を通じて、日本と異なる文化圏では、現地の国民性と5W1Hを十分考慮したうえで、「なぜ必要か」を念入りに伝えることが重要だと学びました。
現地のスタッフから「これまで接点のなかった企業と取引をしたい」といった相談をよく受けますが、こうした相談はビジネスのダイナミクスが感じられるものであり非常に刺激的です。今までは経理や財務といった全社部門の業務をメインに手がけてきましたが、今後は事業により近いところで、新しいビジネスを作るような業務に関わりたいとも考えています。そして、その仕事が愛着の強いタイとつながり、かかわれるものであればとも思っています。いずれ機会が巡ってきたときにチャンスを逃すことのないよう、多くの人を巻き込んで物事を進めていけるマネジメント力を特に磨いていきたいと考えています。
Off
休日は家族と過ごすことが多く、「赤い蓮の海」の通称で知られるノンハン湖にも家族で観光に行きました。ソフトボールチームに所属しているのでそちらに参加することもあります。体を動かすことでリフレッシュできるのはもちろん、他業種の方と交流できる貴重な機会なので良い刺激になっています。タイ周辺にはビーチリゾートがたくさんあるので、大型連休にはプーケットをはじめリゾート地に行くことが多いです。
Culture
役職に関係なく自分の意見が言えて、かつ一人ひとりの意見を尊重してくれる社風だと感じます。仕事一辺倒ではなく、プライベートを大切にしている人が多い印象も受けます。タイの拠点ならではの特長としては南国ならではというか、とにかくメンバーが明るく陽気なこと。各々の職務はしっかりこなしながらも「楽しくやろうよ!」という雰囲気に満ちていますね。
各社員の所属・内容は取材当時のものです。