クラレグループのCSRマネジメント

クラレグループのCSRマテリアリティ

企業活動に対する社会からの要請が多様化する中で、クラレグループは国際標準とされるCSRガイドラインに準拠しつつ、重要度の高い取り組みを明確化すべく、マテリアリティ(重要課題)の特定を実施しています。

CSRマテリアリティの特定プロセス

STEP1:項目の選定
まず、重要性や優先順位について検討の対象とする項目(アスペクツ)の選定を行いました。国際標準であるGRI 「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン(第4版)」を指標に、ISO26000、RC(レスポンシブル・ケア)の要求事項を加味して課題70項目を選定しました。
STEP2:優先順位付け
選定した70項目についてバリューチェーン上での調達(原材料・機材)、開発・生産(排出)、販売・出荷、加工・消費・廃棄(再利用)、その他(地域社会、行政)の各プロセスにおけるクラレグループとしての影響度をポイント化し評価。優先順位が高い約30項目を抽出しました。同時に、外部ステークホルダー、金融関連調査機関、評価機関などから取り組みを期待されている項目について優先順位付けを行いました。
STEP3:特定
さらにクラレグループが重要と考える項目と外部ステークホルダーが重要としている項目を掛け合わせ、以下マップのとおり18のマテリアルな項目を特定しました。

クラレグループマテリアリティマップ

特定したマテリアリティの各項目については、CSR活動目標に反映させ、成果の創出に向けてマネジメントを行っています。今後は、2015年9月に国連サミットにおいて採択された「持続可能な開発目標(SDGs)への貢献など、クラレグループが社会とともに持続的な発展を果たす上での取り組みとビジネスをより積極的に結び付ける必要があり、マテリアリティの絞り込みや重点化を進めていく考えです。